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車検は、車を所有する方なら必ず受けなければいけない車の点検ですが、一回ごとの費用が数万円から数十万円と、意外に高額になる傾向があります。
車検費用には、複数の税金や、メンテナンス代などの、様々な費用が加算されますが、普通車と、軽自動車の車検費用にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、車検費用にかかる内訳や、車検費用の相場、どんな場所で車検を受けることができるのか、3つのポイントに絞って記事を紹介します。普通車と、軽自動車の車検費用の相場が気になる方は、是非参考にしてみましょう。
目次
車検費用に含まれる費用一覧
車検費用として支払う金額に含まれる費用には、以下の6つがあります。一回一回の車検には数十万円ほどの高額なお金がかかってしまうので、何の費用にお金がかかるのか理解しておくことが大切です。
費用1:点検費用
車検では、車がしっかりと整備されており、公道を走行しても良いのかを24ヶ月点検で確認しています。
24ヶ月点検では、必要に応じて部品の修理交換をしなければいけません。点検費用としては、車種や店舗によって費用が異なりますが、目安金額として、1万3,000円〜3万円くらいの費用がかかることを覚えておきましょう。
費用2:事務手数料
車検を、業者に代行してもらった際には、人件費や作業量にかかる費用として、事務手数料がかかります。
事務手数料は、車検費用の目安金額と同じくらいの費用(目安金額として1万3,000〜3万円くらい)がかかりますので、事前に理解していれば、車検費用として見落としにくい費用となるでしょう。
基本的には、中古車取扱店や、カー用品店よりもディーラーの方が、事務手数料が高い傾向があります。
費用3:部品交換費用
車検を行う上で、車に故障が見つかった場合には、パーツの交換や修繕を行う必要があります。
車の不備が見つからなければ、部品交換費や、修繕費は毎回かかるのものではありませんが、ディーラーの場合は、純正部品を取り付けるため費用は高くなる一方で、中古車取扱店など、代用品を使用する店舗の場合には、費用が安くなりやすい傾向があります。
部品交換の費用も、各販売店によって異なるので、交換する部品にこだわる際には、依頼する店が変わってくるでしょう。
費用4:自動車重量税
重量税は、車両重量に合わせて発生する税金の一つです。車検を行う際には、重量税を支払う義務があります。普通車と軽自動車の重量税を表でまとめました。
年式 | 普通車(1年間) | 軽自動車(1年間) |
新車から12年目まで | 0.5トンごとに4,100円 | 一律3,300円 |
13~17年目まで | 0.5トンごとに5,700円 | 一律4,100円 |
18年目以降 | 0.5トンごとに6,300円 | 一律4,400円 |
普通車の場合は、0.5トンごとに4,100円高くなっていきますが、軽自動車の場合は、車両重量の重さに関係なく一律料金として発生します。
費用5:自賠責保険料金
自賠責保険は、車を所有する方が必ず加入しなければいけない保険であり、支払い期間を自分で決めることもできますが、基本的には車検のタイミングに合わせて支払います。
車種 | 12ヶ月 | 13ヶ月 | 24ヶ月 | 25ヶ月 | 36ヶ月 | 37ヶ月 |
普通車 | 15,520円 | 16,380円 | 25,830円 | 26,680円 | 35,950円 | 36,780円 |
軽自動車 | 15,130円 | 15,960円 | 25,070円 | 25,880円 | 34,820円 | 35,610円 |
費用6:検査手数料
検査手数料は、車検を行う上で、検査料金として発生する手数料のことを言います。車検手数料は、3ナンバーや5ナンバー、軽自動車によって金額に多少の誤差があります。
検査を指定工場で行う場合には、車種に関係なく検査手数料が1,100円と安くなるので、費用を安くしたいと考える方は、指定工場で車検を行いましょう。
車種 | 検査手数料 |
3ナンバー | 1,800円(印紙400円、証紙1,400円) |
5ナンバー | 1,700円(印紙400円、証紙1,300円) |
軽自動車 | 1,400円 |
普通車と軽自動車の車検相場を比較しました
普通車と軽自動車の車検相場を、それぞれの項目でわかりやすく表でまとめました。2つの自動車の車検費用には、どのような金額の違いがあるのか比較しながら記事を読み進めていきましょう。
普通車の車検相場
普通車の車検費用は、車種や年式によって金額に4万円〜8万円程度の誤差がありますが、基本料金についても、業者によって費用が異なります。各業者ごとにかかる費用について、以下の表でわかりやすくまとめました。
者名 | 金額 |
ディーラー | 7万5,000~13万5,000円 |
ガソリンスタンド/カー用品店 | 5万5,000~10万5,000円 |
民間整備工場/車検専門店 | 6万~11万5,000円 |
ユーザー車検 | 4万5,000~6万5,000円 |
上記の車検費用は、目安金額なので正確な車検費用ではありません。
表を確認してわかりますが、ディーラーが一番費用が高くなっており、その分車検項目の幅が広くなっています。車の故障部分について詳しく確認したい方はお金をかけてでもデューラーで車検を行いましょう。
必要最低限の点検項目しか必要ない方は一番安いガソリンスタンドなどで車検を行なっても良いかもしれませんね。
軽自動車の車検相場
軽自動車の車検費用は普通車と比べて金額が安くなる傾向があります。業者によって金額に差がありますが、基本的な車検費用は以下の表でわかりやすく説明します。
業者名 | 金額 |
ディーラー | 法定費用+4万~10万円 |
ガソリンスタンド/カー用品店 | 法定費用+2万~6万円 |
民間整備工場/車検専門店 | 法定費用+2万5,000~8万円 |
ユーザー車検 | 法定費用のみ |
車検費用が安い業者ほど、車検を通すことに特化した点検内容た整備を行うため、項目以外の箇所を点検することはありません。車の細部まで状態を確認したい場合には、ディーラーなどで車検を受けましょう。
車検が受けられる6つの場所を紹介
車検を受けられるのは、自動車メーカーのディーラだけではありません。その他にも5つの場所で車検を受けられます。
それぞれの場所によっては安い金額で車検を行える業者もあるので、一つ一つの店舗を確認してみましょう。
自動車メーカーのディーラー
トヨタや日産といったディーラーでは車検を受けることが可能です。車検費用としては一番高額になる傾向がありますが、車検項目の幅が広く細かい部分まで車の状態を確認することができます。
民間の整備工場
〇〇整備工場や〇〇モーターズなどの看板を掲げて経営している民間整備工場でも車検を受けることが可能です。
民間整備工場では1人などの少数で行なっている工場もあれば、十数人が働く中規模の整備工場など様々です。費用としてはディーラーで車検を行うよりも安い金額で点検を受けられます。
車検専用のフランチャイズ店
車検のコバックなど車検に特化したフランチャイズ店でも車検が受けられます。車検専門のフランチャイズ店には直営店もありますが、民間整備工場をフランチャイズ化した店舗が最近では複数存在しています。
車検費用としては、均一料金で安い価格であり、整備、技術、サービスの4つのポイントに優れている傾向があります。
カー用品店
オートバックスやイエローハットなどのカー用品でも車検を受けることができます。
カー用品店と聞くとディーラーよりも来店しやすくフレンドリーな感じがしますが、交換パーツを安く済ませたい時にはカー用品店で車検を受けましょう。業者によっては交換部品だけで高額な請求をしてくることもあります。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドと聞くと給油や洗車というイメージがあるかと思いますが、最近では車検を受けられるようになりました。
行きつけのガソリンスタンドがあれば、そのままの車の状態で車検を受けられるのでスピーディーに行えるでしょう。料金も比較的リーズナブルな金額ですのでおすすめです。
車検代行
車を陸運局に持って行き検査を代行してくれる車検代行を請け負うお店でも車検可能です。車検代行の目安金額としては10,000円程度であり、法定費用+代行手数料10,000円の費用がかかります。
普通車と軽自動車の車検費用の相場まとめ
普通車と軽自動車の車検費用の相場について解説してきました。記事の内容をまとめると以下の3つのポイントが挙げられます。
普通車と軽自動車の車検費用を比較すると軽自動車の方が安くなる傾向があります。
重量税rが均一である軽自動車は普通車と比べて安くなりますが、車検を受ける場所によっては格安料金で車検が受けられる場所があります。
車検料金を安くしたい、車検を代行してやってもらいたいなど自分の希望する条件に合った車検場所で車の点検を行うことをおすすめします。