※記事内にPRを含む場合があります。
車の費用は購入して終わりではありません。
車購入費に加え、ガソリン代やメンテナンス代、自動車税など、車を維持する金額を毎月支払います。
では実際に、車の維持費にかかる費用の目安相場は月単位、年単位でどのくらいかかるのでしょうか。今回は車の維持費にかかる年間費用について解説していきます。
車の費用が気になる方は、是非とも参考にしてみましょう。
目次
知らないと損をする!車の維持するためにかかる8つの費用
車の費用には主に8つの費用がかかります。
1:自動車税
2:重量税
3:自賠責保険
4:任意保険
5:駐車場代
6:ガソリン代
7:車検代
8:その他費用
一つずつ、車の維持費について詳しくみていきましょう。
自動車税
車にかかる費用の一つ目は自動車税です。
自動車税とは、車を所有する人が支払う車の税金のことを言い、毎年4月1日時点の所有者に支払い義務があります。(4月下旬頃に、納税通知書が届きます。)
新車を5月、6月に購入した場合には、月割の3月まで自動車税を支払う必要がありますが、軽自動車の場合は、翌年の4月1日まで課税されません。
自動車税は、車ごとの排気量によって税金が決まっており、乗用車の場合は、3万円~10万円。軽自動車の場合は、7,200円~10,800円の相場になっています。
重量税
自動車重量税とは、車の重量の基準によって課される税金のことであり、車重に対して0.5トン単位で課税されていきます。
重量税については、車検時に次の車検までの費用をまとめて納税するため、新車購入で3年車検の場合は3年分の重量税を、3年以外の場合には2年分の重量税をまとめて支払います。
車の重量によって支払う金額が異なりますが、車重が軽い軽自動車では年間1万円程度、大型車の場合には2万円~2万5,000円程度の相場になっています。
車のサイズが大きいほど重量税の費用が大きくなります。
自賠責保険
自賠責保険とは、公道を走る車に加入が義務付けられている保険であり、事故が起きた場合の人身保険を補償する保険です。
助献金の賠償金には上限が定められているので、不足する部分を補うためにも任意保険への加入が必要になります。
自賠責保険は車検ごとに保険料を支払うため、新車の場合は3年、新車以外は2年単位でまとめて支払います。
費用相場としては、軽自動車で1万5,000円~2万5,000円、普通車で2万5,000円~3万5,000円ほどです。
任意保険
車の維持費の中でも高額な費用が必要なのが、任意保険です。
任意保険とは、自賠責保険で補いきれない補償内容に対して、物や、自分の車両を壊した時や、大きな人身事故を起こした場合に任意で加入できる保険です。
基本的に事故の確率が高くなるほど、保険料が高くなり、事故の確率が低いほど金額も低く設定されています。費用相場としては、1万円~3万5,000円の間です。
駐車場代
車を走らせるための拠点として、必要になるのが駐車場。自宅に車を停める土地がある場合には、必要ありませんが、自宅に駐車スペースがなく、新たに借りる必要がある場合には駐車場代を支払わなければいけません。
駐車場代の平均相場は、1ヶ月に約8,000円、都市部であれば約1万円くらいかかります。
自宅に駐車スペースがない場合には、月々の駐車場がかかることを覚えておきましょう。
ガソリン代
車を走行させるために欠かせないのが、ガソリン代です。
ガソリン代が運転している車種や距離数、ガソリン相場によって負担する金額が変わってきます。
ガソリン代の相場は軽自動車で年間36,000円、普通車で45,000円、SUVやコンパクトカーで約50,000円になっています。
車検代
2年または、3年おきに車の点検を行うのが、車検です。
車検とは、車が定める保安基準を満たしているのか、定期的に車の状態を確認する制度であり、新車では3年に1回、新車以外は2年ごとに1回受ける必要があります。
車検の相場は、ディーラーや修理工場によって金額が異なりますが、約数万円から数十万円くらいの費用が1回の点検で必要です。
その他費用
その他の費用として、オイル交換代やエレメント(オイルフィルター)代、タイヤ交換代などが車の維持費として必要になってきます。
オイル交換は走行距離が10,000km~15,000kmで交換する必要があり、1回の交換費は3,000円~4,000円です。
エレメントは、5,000kmに1回のペースで交換する車の維持費であり、1回のエレメント交換につき、2,000円~3,000円の金額がかかります。
その他、スタッドレスタイヤが必要な地域に関しては、タイヤを交換する必要があり、タイヤ交換1回につき、約4,000円の金額がかかります。
【車種別】年間の維持費にかかる費用相場
車の年間維持費について、車種ごとに費用の相場をシミュレーションしてみました。
詳しくみていきましょう。
軽自動車の場合
軽自動車の年間にかかる維持費について、わかりやすく以下の表でまとめてみました。
軽自動車にかかる維持費 | 費用 |
自動車税 | 10800円/年 |
重量税 | 24,600円/年 |
自賠責保険 | 25,880円/年 |
点検費用 | 15,000円/年 |
車検費用 | 50,000円/2年 |
駐車場代 | 96,000円/8,000円×12ヶ月 |
ガソリン代 | 35,000円/年 |
普通車の場合
普通車にかかる維持費の相場を以下でまとめてみました。
普通車にかかる維持費 | 費用 |
自動車税 | 34,500円/年 |
重量税 | 32,800円/年 |
自賠責保険 | 26,680円/年 |
点検費用 | 18,000円/年 |
車検費用 | 60,000円/年 |
駐車場代 | 96,000円/8,000円×12ヶ月 |
ガソリン代 | 50.000円 |
お得情報!車の維持費を抑える2つのテクニック
車の維持費には、毎月数万円単位のお金が必要になってきます。
では、車の維持費を安く抑えるコツには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、車の維持費を安く抑える2つのテクニックを解説します。
1:保険料を安く抑える
2:整備費用やメンテナンス代
保険料を安く抑える
車の費用を、安く抑える一つ目のテクニックは保険料を安く抑えることです。
車両保険を外せば、それだけでも任意保険の費用が半額になる可能性もあります。
逆に車両事故を起こしてしまった場合には、全額自己負担になってしまうので注意が必要です。
事故や故障を起こした場合には、乗り換えを考えてみるのも一つの方法になります。
整備費用やメンテナンス代
車の維持費を安くする2つ目のテクニックは、整備などのメンテナンス代を安く抑えることです。
ディーラーによる車検やオイル交換が、修理工場よりも金額が高くなりやすい傾向があります。
自宅の近くにある信頼できるお店を探すのも一つの方法ですが、インターネットを利用してお得なキャンペーンを実施しているお店に来店して、メンテナンスしてみるのも賢い方法になります。
まとめ
今回は、車の費用にかかる維持費の種類や、費用相場について解説してきました。記事の内容をまとめると以下の3つのポイントが挙げられます。
・車の維持費は月に数万円単位、年間数百万円にも及ぶ費用が必要である
・軽自動車、普通車と車のサイズが大きくなるに合わせて車の維持費が高くなっていく
・車の維持費を安くするためには、保険料やメンテナンス代の費用を削減することがカギ
車は、新車や中古車を購入して終わりではありません。車を維持させる費用が数万円〜数百万円ほどかかります。
最近では、自分の車を所有しないレンタカーやリース車が増えていますが、自分の車を所有することにも様々なメリットがあります。
車の維持費にはたくさんの費用が発生しますが、どれだけ安く、賢く使うのかが重要なポイントです。無駄な費用をかけないように日々の運転に注意しましょう。