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日本を代表するコンパクトカーと言えば、[トヨタ アクア]や[ホンダ フィット]が思い浮かびますが、実は2018年コンパクトカー販売台数No.1を記録したのは[日産 ノート]です。
ノートの2018年年間販売台数は約14万台。これはプリウス(11万台)やアクア(12万台)を差し置いてトップ。日産車が年間トップになることは史上初ということで、いかにノートが売れているかがわかりますね。
なかでも、シリーズハイブリッド方式を採用したノート e-POWERは発売してから2年が経過した現在でも、高い人気を維持し続けています。今回はそんなノート e-POWERの魅力と、なぜここまで売れているのかを解説してみたいと思います。
目次
日産の売れ筋コンパクトカー、ノート e-POWER
現行モデルのノートが発売したのは2012年です。当時としてはスタイリッシュな外観と高い実用性を武器に好調な販売台数を記録していましたが、アクアやフィットなどの魅力的なライバルに立ち向かうことができず、苦戦を強いられていました。
そんなときに、日産がノートの販売台数にテコ入れするべく投入したのがノート e-POWERです。ノート e-POWERとはシリーズハイブリッドシステムを採用したノートの新型モデル。
これまでのノートは、搭載しているガソリンエンジンの動力で走行していました。しかし、ノート e-POWERはガソリンエンジンが駆動することでできた電気を、一度バッテリーに充電し、そのエネルギーでモーターを駆動させて走行します。
これにより、ライバル車のアクアやフィットがウリにしていた高い燃費性能をノートでも実現しました。ノート e-POWERが登場した頃は、巷にはハイブリッドシステムを搭載した車種で溢れかえっていましたが、「e-POWER」という革新的なシステムが高く評価され、発売年以降、ノートは日本におけるコンパクトカー販売台数でNo.1を手にし続けています。
ノート e-POWERの5つの魅力
今回お伝えするノート e-POWERの魅力は5つです。良い意味でコンパクトカー離れしたノート e-POWERの魅力をぜひご覧ください。
1.国産車トップクラスの燃費性能
ノート e-POWERはシリーズハイブリッドシステムを搭載したことで、高い燃費性能を実現しています。その数値はJC08モード燃費で34.0〜37.2km/lです。
参考までにトヨタ・アクアとホンダ・フィットの燃費性能と比較してみましょう。トヨタ・アクアのJC08モード燃費は34.4〜38.0 km/Lです。
ホンダ・フィットのJC 08モード燃費は31.8〜37.2 km/lとなっています。ノート e-POWERのJC08モード燃費はフィットと同程度で、アクアと比べてもわずかに劣るくらいです。
このように、ノート e-POWERの燃費性能は国産車トップクラスであることがわかります。これほどまでに燃費性能が優秀だと、ガソリン代を大きく節約することができますね。
2.コンパクトカーとは思えない加速性能
車の加速性能は主にエンジンが発生するパワーと車両重量によって決まります。ノート e-POWERの車両重量はコンパクトカーとしては標準的です。
エンジンのパワーも最高出力が79馬力、最大トルクが10.5 kgf・mと標準的なのですが、上記でもお伝えしたように、ノート e-POWERはモーターの力で走行します。では、ノート e-POWERのモーターがどれほどの力を発生するのかと言うと、最高出力は109馬力、最大トルクは25.9 kgf・mを発生します。
最高出力も最大トルクもコンパクトカーとしては十分すぎるほどの数値です。特に最大トルクに関しては目を見張るものがあります。
例えば、トヨタのスポーツカーであるハチロクの最大トルクは20.9〜21.6 kgf・mです。この数値と比較すると、ノート e-POWERの加速性能がどれほど優れているか理解できると思います。
実際に、日産は過去に自社のスポーツカーである180SXとノート e-POWERを競争させるCMを流していました。もちろん、絶対的な動力性能ではノート e-POWERは敵いませんが、CMの競争ではノート e-POWERに軍配が上がっています。
3.スタイリッシュな外観
ノート e-POWERの外観は、2012年に発売されたノートがベースとなっています。そのため、基本的なデザインに関してはノートと変わりありません。しかし、そのノートもノート e-POWERが発売すると同時にマイナーチェンジを実施し、スタイリッシュな外観に生まれ変わっています。
全体的なフォルムは流線的で、先進性と車内空間の広さを感じさせるようなデザインです。個人的に特にスタイリッシュだと感じるのはノート e-POWERのフロントマスク。
切れ長のヘッドライトと大型のフロントグリルは迫力があってかっこいいです。フロントグリルの内側に沿ったブルーのアクセントはE-POWERの証。近未来感を感じさせる優れたデザインだと思います。
4.実用性の高さ
コンパクトカーであるノート e-POWERは、日頃の実用性をしっかりと考慮したうえで設計されています。そのため、コンパクトカーでありながら広大な車内空間を実現。
特に後部座席の広さは、成人男性がゆっくりとくつろげるスペースを確保しています。ノート e-POWERの乗車定員は5名ですが、大人が5人乗っても快適な移動を満喫できる広さを確保していながら、大型ベビーカーを積載できるほどのラゲッジスペースも備わっていて、利便性はバッチリです。
さらに、ノート e-POWERには使いやすさを重視した数々の収納スペースが採用されています。
- フロントカップホルダー(2個)
- フロントドアポケット(ボトルホルダー付)
- リヤドアポケット(ボトルホルダー付) ※グレード別設定
- インストアッパーボックス
- グローブボックス
- パーキングブレーキサイドポケット
- センターコンソールボックス
これだけの収納スペースがあれば、車内に常に載せておきたい小物をすべて収納することができそうです。プライベートでカバンを持ち歩かない男性も、運転するときに財布やスマートフォンを置いておくことができて便利ですよ。
5.充実した先進安全装備の数々
ノート e-POWERはコンパクトカーでありながら、次世代の先進安全装備を多数採用しています。
- インテリジェントクルーズコントロール
- 車線逸脱防止支援システム/車線逸脱警報
- インテリジェントエマージェンシーブレーキ
- インテリジェントアラウンドビューモニター
- 踏み間違い衝突防止アシスト
- インテリジェントルームミラー
- ハイビームアシスト
- NissanConnect サービス
どれも運転には欠かせない装備ばかりです。これらの先進安全装備があるだけで、ノート e-POWERの予防安全性と衝突安全性は大きく向上します。
また、安全装備ではないのですが、ノート e-POWERは「NissanConnect サービス」対応車種です。「NissanConnect サービス」とは、ノート e-POWERに専用の通信ユニットを搭載することで、オペレーターサービスをはじめとする様々な便利機能を利用することができる次世代のコネクテッドサービスのこと。
これがあれば、離れた場所からでも車を停めた位置やドアロックの有無を把握することができます。その他にも、たくさんのサービスがあるのでもっと詳しく知りたい人は公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ:ノート e-POWERは実用性と経済性を両立している
ノート e-POWERに備わっている5つの魅力を紹介しました。これで、ノート e-POWERがいかにコンパクトカーとして優れているか伝わったと思います。
ノート e-POWERは高い経済性と実用性を両立しているうえに、日産の先進安全装備の数々が惜しむことなく投入されているコンパクトカーです。コンパクトカーの購入を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。