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まず最初に、車を最も高く売る方法は車一括査定を使う方法です。
車業界の内情を知るものとして、これは間違いないといえます。ただし、車一括査定は、車が高く売れるツールとして優秀ですがいくつかデメリットがあります。
よく言われているのが「買取業者からの電話」。申し込むとすぐに数社から「出張査定のお願い」の電話がかかってきます。
車一括査定で入力した車の情報(車種や年式、走行距離)だけでは正確な査定額は出せませんので、実際に査定士が車をチェックする必要があります。
その査定日を決めるために電話がかかってくるのです。
確かに、たくさん電話がかかって来ることを知らないとびっくりしますし、「うっとうしいな」と感じるかもしれません。これは人によってはデメリットになるでしょう。
ただ、電話と言っても『査定日を決めるだけ』なので短時間で済みます。
また、買取業者を選択できる車一括査定ならば、電話が殺到することもありません。3社か4社にすれば、10分~15分程度です。
よくツイッターなどのSNS上で「電話が殺到した!」とつぶやいている方は、”買取業者を選択できない車一括査定”に申し込んでいるからです。
すごいな、車の一括査定申し込んだらボタン押した瞬間に電話殺到したwww
— まっ(Web系) (@breeze_masaki) 2017年12月17日
目次
買取業者を選択できる車一括査定を選ぶ
業者を選択できる一括査定を選べば電話は最小限に抑えることができます。
買取業者を選択できる車一括査定には、カーセンサー、楽天オート、ズバット車買取比較、カービューなどがありますが、買取業者の数が圧倒的に多くて、JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)に加盟しているカーセンサーがおすすめです。
つまり、カーセンサーを選んでおけば電話が殺到することがないので、電話はデメリットではありません。
また、申し込む前に以下の準備しておけば、電話が来てもあわてることはありません。
- 出張査定の日時を決めておく
- いつまでに売るのか決めておく
公式カーセンサー
車一括査定の本当のデメリットは談合!
ここまで読んでいただければ、電話は大したデメリットではないことがお分かりいただけたかと思います。では、車一括査定の本当のデメリットは何かというと、買取業者による「談合」です。
車一括査定の談合とは?
例えば、あなたが車一括査定でA社、B社、C社の3社に申し込みしたとします。
後日、3社に競い合ってもらい一番高かったA社に100万円で買い取ってもらいました。
あなたは高く売れたと思い満足しますが、その買取額は相場よりも20万円も安かったのです。
買取業者は、できるだけ安く買い取るのが仕事なのでA社の営業マンは上司に褒められたでしょう。A社は、なぜ安く買い取れたのでしょうか?
実は、3社の営業マンは裏でつながっていて、今回はA社が100万円で買い取れるように、B社とC社が協力したからです。これが「談合」と呼ばれるものです。
買取業者の営業マンというのは、査定の時に他の営業マンと頻繁に会うので知り合いになっていることがあります。どの営業マンも安く買い取りたいですから、競い合って高く買い取ることは避けたい、だからお互い協力しましょう。というわけです。
今回のケースではA社が買い取りましたが、次回はB社かC社が買い取る約束になっているはずです。信じたくありませんが、このような談合が行われているのが車買取業界の現実なのです。
もちろん、毎回このようなことが行われているわけではありません。お互いに知り合いでもなんでもないことも多いですから、過剰に心配する必要がありません。
ここまで読んで、「車一括査定はやめたほうがいいのでは?」と思った方もいるかもしれませんが、最初に言ったとおり車を一番高く売るには車一括査定が欠かせません。ほとんどの場合、業者同士が競い合うので相場よりも高く売れます。
車一括査定を使わずに個別に査定してもらうと、業者は競争しないので相当安く買い取られてしまいます。
気をつけなくてはいけないのは、ごくたまにある「談合」なのです。それを防ぐ方法と、『買取相場の限界』まで上げるテクニックをこれから書きますので安心してください。
談合を防ぎ、買取額を限界まで上げるには?
車一括査定で談合を防ぐ方法は2つあります。
- 同時査定する
- 車一括査定以外でも査定する
同時査定する
これが一番重要です。車一括査定で査定依頼したら、普通は別々の時間帯に業者を呼んで査定させると思います。でもこの方法では高く売れません。
なぜなら、相場を知らないユーザーに業者は安い金額を提示してくるからです。
例えば、100万円で買い取れる車を20万円と最初に提示し、ユーザーが難色を示したら、「今すぐ売っていただければ30万円まで出せます!」などと言って少しずつ買取額を上げていく作戦をしてきます。
次の2社目の業者は、ユーザーが20万~30万という相場観を持っていることを知り、30万円より1万円だけ高く買い取ろうとします。
これだと業者が圧倒的に有利になり、ユーザーは安く買い取られてしまうので、別々に時間帯に呼ぶのはやめましょう。査定は同時が一番高く売れます!
同時査定のやり方は簡単
同時査定をするには、同じ時間にすべての業者を集めて査定させます。そしたら、全員に名刺の裏に「限界まで出せる買取額」を書いてもらうだけです。
業界では一発勝負と呼ばれる方法で、業者は安い金額では買い取れないので、強制的に限界買取額を書くことになります(ユーザーが圧倒的に有利)。
別々の時間帯に呼んだ場合と比べて、20~30万は変わってくるので、高く売るのではあればこの方法をおすすめします。
ただし、談合はこの『同時査定』のときに行われることが多いので、この時、営業マンから目を離さないようにしてください(事前に話し合わないように言っておきます)。
また、同時査定することは事前に業者に言っておいたほうがいいでしょう。なぜなら、言わずに当日同時査定する流れになった場合、「ああ、そうでしたか。うちの会社はそういったことはお断りしているので降りますね。」と帰ってしまうことがあるからです。
事前に電話で言っても断られることがあります。ガリバーは最近まで同時査定はNGでした。アップルも場合によっては断ってきます。断る会社が多いのは、それだけ業者が不利になるからです。それほど強力なテクニックなのです。
逆に、同時査定を受け入れた業者は『高くても買う気がある』ということなので、買取額は大いに期待できます。業者に悪いなどと思う必要はありません。営業マンは一日に何件も回っていますし、同時査定にもなれていますので。
車一括査定以外でも査定する
車一括査定サイトだけだと談合が起こりやすいので、他のサイトからも査定を申し込む方法が有効です。
例えば、グー買取では買取店に個別に査定を申し込むことができるので、車一括査定と合わせて利用することをおすすめします。
車一括査定のデメリットまとめ
以上が車一括査定のデメリットになります。
まとめると
- 車一括査定の電話はデメリットではない
- 買取業者を選択できる車一括査定を選ぶ
- 車一括査定のデメリットは談合
- 車一括査定以外でも査定する
おすすめの車一括査定はカーセンサーになります。
カーセンサーには約1000社の買取業者が登録されており、業者を選択可能で、JPUCという中古車業界のルールを作っている組織に属しているため、信頼性があります。
基本的に夜9時~朝8時までは電話がかかってくることはありません。利用はもちろん無料です。査定しても売る必要はなく、キャンセルもできるので安心です。