【注意】中古車を「自社ローン」で買う4つのデメリット!

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中古車を購入したいがローンの審査が心配」という場合、自社ローンで買うという方法があります。

 

自社ローンとは、「一般的なローン(銀行や信販系)の審査が通らない方のためのローンで、販売店が独自で行っている分割払い」のことです。

 

自社ローンで中古車を購入するメリットとしては、審査が甘い、金利がない(0%)、審査が早いので納車も早い、などがあります。これは、債務整理、金融ブラック、自己破産等で通常ローンが通らない方にとって大きなメリットのように思えます。

 

しかし、良いことばかりもないのが自社ローン。利用するなら「デメリット」も考慮した上で判断したほうがいいでしょう。

 

自社ローンのメリット・デメリット

では、自社ローンのメリットとデメリットを解説します。先ほども書きましたが、自社ローンには2つのメリットがあります。

 

自社ローンのメリット

  • 金利がない(0%)
  • 審査に通りやすい

 

1.金利がない(0%)

これが一番大きなメリットです。通常のマイカーローンでは金利が年率5%前後かかりますが、自社ローンの金利はゼロ(0%)です。なぜなら、自社ローンを受け付けている中古車販売店は貸金業者ではないため、金利を付けることができないからです。

 

仮に、マイカーローンの金利で中古車を買うと、総支払額は約10~30万円多くなりますから、金利0%というのはものすごいメリットです。

 

2.審査に通りやすい

通常、銀行系や信販系の自動車ローンを組む場合、「過去の信用情報」を厳しくチェックしてから審査しますが、自社ローンでは販売店が審査するため過去の信用情報はチェックされません。

 

よって、過去になんらかの金融事故(ブラックリスト入り、ローン延滞など)、他社借入、自己破産、任意整理を起こしていても、現在の収入が安定していれば審査に通る可能性があるのが自社ローンです。

 

さて、ここまで自社ローンのメリットを見てきましたが、「うまい話には裏がある」のが世の常です。いよいよ、自社ローンのデメリット、注意点を解説します。といっても、ものすごいデメリットやリスクがあるわけではないのでご安心ください。

 

自社ローンのデメリット

  • 保証人が必要
  • 150万円以上の中古車はローンが組めない
  • 返済するまで売却できない
  • 支払回数が短い

 

1.保証人が必要
原則としてマイカーローンでは保証人は不要ですが、自社ローンの場合は、販売店のリスク回避のため保証人(家族や親族)が必要となることがほとんどです。販売店によっては保証人が2名必要(保証人が不要な販売店もあります)。

 

2.高額な中古車はローンが組めない
あまり高額な中古車(およそ150万円以上)は、自社ローンが組めないことがあります。やはりこれも販売店のリスク回避のためで、通常ローンが組めない購入者の支払能力を考慮しています。

 

3.返済するまで売却できない
マイカーローンで購入した中古車は購入者が所有者となりますが、自社ローンは名義も所有権も販売店となります。よって、ローン支払い中に売却する場合、勝手に売ることはできず一度にまとめて支払う必要があります。

 

4.支払回数が短い
一般的なマイカーローンの支払回数は48回が多いですが、自社ローンでは12回(1年)~24回(2年)のところが多く、マイカーローンよりも短くなっています。支払回数が短いということは、毎月の支払い額が多くなるというわけです(48回以上の自社ローンもあります)。

 

以上が自社ローンのデメリットです。

 

いかがだったでしょうか、自社ローンは金利がゼロのためマイカーローンに比べて総支払額は安くなり、かなりお得です。そのかわり上記のデメリットがあるわけですが、このデメリットをどう感じるかが自社ローンを組む際の決め手になります。

 

まとめ

結局、自社ローンはお得なの?危険なのか?

結論を言えば、上記のデメリットを受け入れられれば全く問題ありません。

 

自社ローンがおすすめな方

  • フリーター、自営業、主婦、生活保護を受けている方
  • 他社借入、ブラックなどでマイカーローン審査が心配な方
  • できるだけ安く中古車を購入したい方

 

ただし、自社ローンを行っている中古車販売店は少なく、保証人の有無や支払回数などのルールは販売店によって全く違います。さらに、車両本体の保証内容があいまいだったり、車検が切れている場合もあるので、購入する際にはよく確認してから申し込むようにしてください。