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トヨタ「ルーミー」と「タンク」は、bBの後継モデル的な存在として2016年11月19日に登場しました。
この2車種は兄弟車で内装、エンジンや安全装備など同じ仕様となっており、違うのは外観のデザインだけです。
bBの後継モデル的な存在とはいっても、bBのようなどっしりとした威圧的な存在感は薄く、トールワゴンタイプの軽自動車を少しサイズアップしたイメージで、トールワゴンの軽自動車に見慣れた人からは違和感なく受け入れられるスタイルと言って良いでしょう。
実はこのクルマを製造しているのは「トヨタ」ではなく「ダイハツ」で、ダイハツからのOEM車として販売されています。※OEM車とは他社が製造した車を自社で販売する車のこと。ちなみにダイハツでは「トール」という名称で兄弟車が販売されています。
近年、このような自動車業界は業務提携が盛んに行われており、その流れの中でこのダイハツが製造したルーミーとタンクがトヨタから販売されるようになったわけです。
ルーミー・タンクの「非公開車両」の探し方
検索しても絶対みつからない「品質の良い中古車」の探し方
ところで、「非公開車両」ってご存知ですか?
非公開車両とは、「まだネットに出回っていない中古車」のことです。じつは、品質の良い中古車はネットに掲載されていません。なぜなら、掲載しなくても売れるからです。
多くの方が中古車を探すときに利用する「カーセンサー」「Goo」などの中古車販売サイトでは、販売店が 月々約5万円~10万円 の広告費を払って掲載しています。
つまり、カーセンサーやGooに掲載されている中古車は「宣伝しないと売れない車」とも言えます。品質の良い中古車とは、年式が新しく、走行距離も短く、新車と同じ品質の「未使用車」などのこと。
このような品質の良い中古車はネットで検索しても見つかりません。筆者が中古車を買うときは、いつも「ズバット車販売」というサイトを利用しています。
ズバット車販売は、「まだ市場に出回っていない中古車を優先的に紹介してくれる無料サイト」です。車種、年式、希望額などを入力することで、ぴったりな車を探してくれます。
新車とほぼ同じ品質の未使用車(新古車)も紹介してもらえるので、カーセンサーではみつからないお得な車を手に入れることができます。
もし、ルーミーやタンクの未使用車が欲しい場合は、備考欄に「未使用車希望」と一言添えておけばOKです。未使用車は新車よりも2割ほど安く購入できるのでおすすめです。
デザインの違い
では、ルーミーとタンク、両者はどのような違いがあるのでしょうか。両者は兄弟車なので、基本的なデザインは外観、内装ともほとんど同じです。そのため見分けが付きにくいという方も少なくないようです。
しかし、よく比較してみると、外観デザインにいくつかの違いが見えてきます。ルーミーのデザインは「品格と艶やかさ」で、タンクは「ダイナミックさとアグレッシブさ」がテーマとなっています。
タンク
両者を比較してみると、フロントマスクのデザインがかなり違います。
ルーミーには奇抜さはなく、大きなラジエターグリルに、引き締まったヘッドライトが特徴です。そして左右のヘッドライトの上部がシルバーのラインで結ばれているのが特徴です。
それに対してタンクのラジエターグリルは、現行型のカローラアクシオのような下の部分が長い台形のデザインとなっており、フォグランプが付いている部分がくるっと巻かれたように独立しています。
また、リアランプの色が異なっており、ルーミーは赤色で、タンクは白(透明)です。デザインは共通です。
インテリアについて
インテリアに関しては両者に違いはありません。ルーフを高くしているので頭上空間はもちろんのこと、ひざ元にも余裕があります。
四角く大きなセンターパネルにはシフトレバーが付いており、ナビゲーションが設置できるようになっています。また、その上部には小さな情報モニターが付いていてアクセントになっています。
パワートレインについて
パワートレインも両者共通で、最高出力が69ps/6,000rpm、最大トルクが9.4kgfm/4,400rpmを発揮する1.0L直3気筒エンジンと、最高出力が98ps、最大トルクが14.3㎏mを発揮する1.0Lターボエンジンが用意されています。
ターボモデルの存在は、ライバル車のスズキ ソリオに対して大きなアドバンテージとなっています。
燃費について
燃費はノーマルエンジンモデルが[ 24.6km/L ]、ターボエンジンモデルが[ 21.8km/L ]です。決して悪い数字ではないのですが、ソリオにはハイブリッドモデルがあり燃費は[ 27.8km/L ]と差が付けられています。
安全装備について
ルーミーもタンクも最新モデルらしく「スマートアシストⅡ」が搭載されおり、非常に充実していると言えるでしょう。このスマートアシストⅡには、衝突回避支援ブレーキ機能や衝突警報機能、車線逸脱警報機能などがついており、ドライバーの安全を守ります。
まとめ
このようにルーミータンク、両者の違いは外観デザインだけです。
そのため気に入ったデザインを選べば良いということになります。ただ、デザインの差もよく見比べないとわからない程度なので、どちらを選んでも特に後悔することはないでしょう。