※記事内にPRを含む場合があります。
目次
スペックと特徴でわかる各コンパクトSUVの特徴
トヨタの『C-HR』はライバル車と比べて、どうなのか?
トヨタが満を持して2016年12月に発売した、コンパクトSUV『C-HR』(シーエイチアール)は、"世界基準"で制作された車です。
世界中のさまざまな国の道路で走行テストがなされており、そのテストの際に蓄積されたデータにもとづいて、C-HRは運動性能が高められており、C-HRのコンセプトである「我が意の走り」を追求することに成功しました。
さて、そんなC-HRですが、現在ライバル社として、以下の車種が存在しています。
○C-HRのライバル車
- スズキ:エスクード
- 日産:ジューク
- マツダ:CX-3
- ホンダ:ヴェゼル など
トヨタのC-HRのように、高級感・走行性能・運動性能に優れたコンパクトSUVは多くありません。ただ各メーカーも、現在のトレンドであるコンパクトSUV市場には力を入れており、各社自慢の技術を盛り込んで、特徴的な車を投入しています。
すでに販売されている他社の車と比べるとC-HRはネームバリューでは、若干劣る部分があるかも知れませんが、そこは天下のトヨタ、販売戦略はバッチリで2016年にはいきなり販売台数第2位を記録。
2017年度は日産を越して、販売台数日本1位を狙っているようですが……。
さて、そんなコンパクトSUV市場で、C-HRとそれ以外の車は、どのような特徴があるのでしょうか?
まずはトヨタ初のコンパクトSUV:C-HRとライバル車種のカタログスペックを比較してみたいと思います。
C-HR VS 他社のコンパクトSUV
トヨタ:C-HR | スズキ:エスクード | 日産:ジューク | マツダ:CX-3 | ホンダ:ヴェゼル | |
---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | FF | FF | FF | FF | FF |
車両重量 | 1440kg | 1140kg | 1200kg | 1270kg | 1180kg |
排気量 | 1797 cc | 1586 cc | 1498 cc | 1498 cc | 1496 cc |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 72[98]/5200 | 86[117]/6000 | 84[114]/6000 | 77[105]/4000 | 96[131]/6600 |
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 142[14.5]/3600 | 151[15.4]/4400 | 150[15.3]/4000 | 270[27.5]/1600 | 155[15.8]/4600 |
燃料タンク | 43 L | 47 L | 52 L | 48 L | 40 L |
JC08モード | 30.2 km/L | 18.2 km/L | 18.0 km/L | 23.0 km/L | 20.6 km/L |
単純なカタログスペックだけ見てもC-HRは、他社のコンパクトSUVと遜色ないことがおわかり頂けるでしょう。
特にJC08モード「30.2km/L」という圧倒的低燃費は他社より頭一つ飛び抜けています。
さすがプリウスのSUV版と言われるだけあって、動力性能と燃費性能のバランスはナンバー1と言っていいでしょう。
それでは、次はカタログスペックではわからない各車の特徴を列挙して、C-HRと比較して見たいと思います!
各ライバル車との比較 他社の車はC-HRとどう違う?
スズキ:エクシードの特徴
2015年に販売されたエクシードは、C-HRと同じくクロスオーバーSUV。
アイドリングストップも標準装備されており、燃費性能は高い。
エクシードの特徴として、軽い走りと、気軽な街乗りタイプの車としての性能は、エクシードの方がC-HRよりも、上です。
日産:ジュークの特徴
一部では「日産ジュークとC-HRは似ている!」と言われるほど、よく似ている2つの車。
ジュークは、トヨタのC-HRよりも先進性能が豊富につぎ込まれていることと、ファミリーカーとしての側面が強い部分があるため、C-HRよりも女性人気は高い傾向があります。
マツダ:CX-3の特徴
その他のコンパクトSUVとは異なり、マツダのCX-3はディーゼルエンジンを採用。そのため、C-HRと比べるとパワーが低い傾向があります。それでも、ガソリンエンジン並の高性能と加速を誇り、燃費性能の高さと走行性能の高さを両立させた面では、C-HRよりも優れています。
CX-3は、C-HRよりもよりも重量が100kg以上も軽いため、シビアな運転を求められる場合は、CX-3に軍配があがるようです。
ホンダ:ヴェゼルの特徴
高級感ある佇まい。大人の上品さと、魅力を兼ね備えたヴェゼルは2015年で一番売れた車だけあって、走行性能も運動性能も、トップクラス。
またヴェゼルのハイブリッドモデルは、コンパクトSUVの中でもトップクラスの燃費性能を誇ります。
単純な燃費性能の差だけで、考えると、ヴェゼルの方がC-HRより、やや有利かも?
コンパクトSUV市場では、残念ながらトヨタ一強とは言いづらい場面も……
トヨタの送り出した、コンパクトSUVは販売から、トップクラスの売上を誇ります。
それは日本国内だけでなく、日本国外でもです。
ただ今流行のコンパクト市場は、そんなに甘くはなく、トヨタのC-HRは苦しい戦いを強いられているようです。
逆に言えば消費者側は、企業間の競争が激しいがゆえに、比較的安くCHーRを買う事が出来るのです!
以上、C-HRのスペックとライバル車の比較でした。