事故車(修復歴車)の定義と買取について

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事故車は、「交通事故を起こした車」と思われがちですが、実際には車の骨格部位を修復、交換した車両を指します。中古車業界では”事故車”という言葉は使わず、”修復歴車”と呼びます。

 

いま言ったように、修復歴車は骨格部位を修理したものですが、骨格部位(フレーム)とは下図の8箇所のことで、8箇所のうちひとつでも修理していたら修復歴車となります。

修復歴車の図

(1) フレーム(サイドメンバー)

(2) クロスメンバー

(3) インサイドパネル

(4) ピラー

(5) ダッシュパネル

(6) ルーフパネル

(7) フロア

(8) トランクフロア

逆にいえば、大きな交通事故を起こして車体が大破しても上記の部分を修理していなければ、修復歴車になりません。

 

車の査定を受ける場合、査定士に修復歴を申告する義務がありますが、事故を起こした車両でも修復歴がなければ申告する必要はありません。

 

もし、修復歴があるのにそれを隠していたら、後日買取価格が減額される可能性があります。査定士は修復歴のある車だろうか?というスタンスで査定していますから、修復歴を見逃すことはほとんどありません。

 

隠しても絶対にバレますから、修復歴を把握している場合は正直に話したほうが無難でしょう。

修復歴車だから買取額が安いとは限らない

「うちの車は修復歴車だから売っても安いだろうな…」

 

これは事故車のオーナーにありがちな考え方ですが、修復歴車だからといって買取額がガクンと下がるわけでもないんです。もちろん無事故の車両に比べると減額対象ですが、走行に問題なければ思った以上に高く売ることは可能です。

 

買取業者はユーザーの無知につけこんで、
「あー、この車はバンパーのヘコミを修理してますよね?これは修復歴車になるんで、買取額は20万円ぐらいですねぇ。他の買取店でも同じですよ。」
などと言って、不当に安く買い取ろうとします。

 

上述したように、バンパーを修理しただけでは修復歴車になりません。これは無知なユーザーに大幅な減額理由を納得させる査定士のテクニックです。ホントは100万で買い取っても利益がでるのです。

 

買取業者からしたら事故車という自覚があるユーザーは格好のカモ!なんです。

 

なので、事故車を売るときは愛車の査定評価を低くしないで下さい。査定は1社ではなく3社以上にしてもらい、買取額を比較します。事故車の場合は業者によって買取額の差が激しいので、しっかりと比較することが大事です。

 

比較するにはインターネットで無料で利用できる車一括査定が便利です。車一括査定とは、全国の中古車買取店から最大10社まで一括して査定できるサービスです。

 

車一括査定サイトはいくつかありますが、登録している買取業者の数が一番多いカーセンサーがおすすめ!大手買取業者から地元の買取店まで約1000社から査定できます。

 

申し込む際には、事故歴を選択する項目があります。事故車、修復歴車の場合はこの選択を「あり」にして下さい。そうすると事故車を得意とする買取業者が自動的に選ばれるので、高く売れる可能性がが高いのです。

 

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