車のリースとは?個人向けのカーリースのメリット・デメリット

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カーリースとは、新車を一定期間(1年~9年)のあいだ毎月定額でレンタルできるサービスです(マイカーリースとも呼ばれます)。

 

レンタカーと比較されることもありますが、レンタカーとは「借りる期間」が大きく違います。レンタカーは[ 1日~2日 ]などの短期間ですが、カーリースは[ 3年~7年 ]の長期契約が基本です。またレンタカーのように「わナンバー」ではなく、普通のナンバーを取得できます。

では、カーリースのメリットとデメリットを徹底解説していきます。

 

カーリースの特徴

  • 頭金不要で新車が手に入る
  • 自動車税などもリース料に含まれるので支払いがシンプル
  • 月々の支払いが安定するので家計の予算を立てやすい
  • 事業者は全額経費にできる

 

基本的にカーリースは法人や個人事業主が「節税」のために利用します。なぜなら法人で新車を購入した場合、「資産」として計上する必要がありますが、リースであれば「全額損金(経費)」にできるからです。

 

ただ、最近は「個人向けカーリース」も各社チカラを入れているのでメリットはあります。

 

頭金なし、初期費用なし、毎月1万円~のリース料金だけですべての国産車に1~9年乗ることができます。まとまったお金がないけど新車に乗りたい、車に乗るのは月に1000km以下、という方にはおすすめです。

 

主な個人向けカーリースの商品

 

などがあります。

 

個人向けカーリースが向いている人は?

カーリースは以下の項目に当てはまる方に向いています。

 

  • 頭金0円で新車を安く乗りたい
  • 車の所有にはこだわらない
  • 車のカスタマイズには興味ない
  • 年間1万キロ以下しか乗らない
  • 新車ディーラーでの交渉が面倒

 

3つ以上当てはまれば、カーリースはおすすめです。新車ディーラーで買うよりも手間なく新車に乗れます。

 

逆に、カーナビやオーディオなど自分好みに改造したい方、車は自分の所有物にしたい方、高速を使ってしょっちゅう遠出する方、には向いていません。このような方は普通にディーラーで新車を買うか、未使用車(新古車)or 中古車を推奨します。

 

 

いま乗ってる車どうしますか?

 

今の車を乗り換える場合、ディーラーの下取りに出したり、近くの中古車買取店で売却するつもりなら非常にもったいないです。

 

例えば、1500円で購入した本を100円でブックオフに売るようなもの。メルカリやヤフオクなら1000円でも買い手が見つかります!

 

手頃な価格の本ですらこんなにも価格差があるのですから、数十万~数百万円もする車ならどれだけの差が出ることでしょう。業者によっては50万円以上の差が出ることもザラですので、車も「どの業者に売るのか」はとても重要なんです。

 

車を高く売るには車一括査定で買取業者を比較するのがベスト。一度の申し込みで最大10社に査定できるので、わざわざガリバーなどの買取店に行く必要はありません。

 

各買取店に査定してもらった結果、一番高い価格をつけた買取店に売るだけです(車一括査定に登録している業者は、ライバルが多いため競争が激しく高値で買い取る傾向にあります)。これだけで50万円の差が出るので、車を売るときは必ず車一括査定で比較してください。

 

おすすめの車一括査定はカーセンサーです。全国約1000社の買取店、輸出業者、新車ディーラーが登録しているので、たとえ年式が古くても、走行距離が10万キロ以上でも、事故車でも高く売ることができます。こちら利用は無料なので査定だけでもすることをおすすめします。

 

それでは、個人向けカーリースのメリットとデメリットをみていきましょう。

 

カーリースのメリット

1.初期費用が節約できる

カーリースは、頭金0円で利用できるので初期費用を抑えることができます。もしもディーラーの新車をローンで購入する場合、頭金や諸経費などで初期費用は数十万円と負担が大きいですが、カーリースであれば毎月5万円前後のリース料だけで新車に乗ることができます(リース料は乗る年数によって増減し、長く乗れば乗るほど安くなります)。

 

2.月々のリース料はカーローンよりも安い

新車をローンで買ったほうが安くなるのでは?と思われるかもしれません。これは一概にそうとも言えません。

 

カーリースは、あらかじめ数年後の下取り価格を設定し、その価格を本体価格から差し引いた金額がリース料になるので、月々の支払いはカーローンよりも安くなります。

 

あらかじめ下取り価格を決めることを「残価設定」といい、具体的なリース料の決まり方は以下のとおり。

<5年リースの場合>
(車両価格300万円) - (5年後の下取り価格150万円) = リース料:150万円+車検+税金など

下取り価格が高ければ高いほどリース料は安くなります。

 

ただし、この下取り価格はあくまでもリース会社の見込み。5年後に150万円で売れるとは限らず、リース会社によっては、残価設定よりも安い場合は差額を請求されることもあります。

 

カーリースのデメリット

走行距離を気にする必要がある

カーリースでは1ヶ月の走行距離が「 1000km~1500km 」に制限されています。年間にすると「 12000km~18000km 」なので、毎年これぐらい乗る方は走行距離を気にしながら利用することになります(距離オーバーの場合、追加料金が発生します)。

 

たとえば、毎月家族で県外に遠出するようなら、「今日は走行距離が心配だから近場にしよう‥」というある種の窮屈さはあるかもしれません。ちなみに東京~京都まで500km、東京~長崎まで1000kmです。

もちろん、今月1000kmのうち100kmしか走らなかった場合、来月は1900km走ることが可能。このあたり調整しながら乗ることができます。

 

総支払額では割高になることも

メリットのところで「月々のリース料はカーローンより安くなる」と書きましたが、総支払額ではほとんどの場合カーローンや現金一括払いより「割高」です。

 

なぜなら、車両本体価格、整備代、車検代、各種保険代、税金など、これらの料金には「カーローンより高めの金利」がかかっており、また「リース会社の利益分」もプラスされるため。