全国に何万台もある中古車からどうやって選べばいいのか。

 

中古車選びは難しく「何を基準にして選べばいいのか」「どこで買えばいいのか」いろいろと疑問があるかと思います。

 

実は、筆者は「元ディーラー営業マン」です。新車や中古車の知識は一般の方よりもあると自負しています。そこで今回は、中古車の購入で失敗しないために「どのような車種を選べばいいのか」「注意点」「買ってはいけない中古車」など、プロの視点から正しい中古車の選び方を解説します。

 

買うならこういう中古車!

それでは、中古車を買う際にどういう車を買えば失敗しないのか、という点に注目してみましょう。私の考える「買い」な中古車は以下の2つです。

 

1.登録済み未使用車

中古車の中でも限りなく新車に近い車です。できるだけ新しくて格安な中古車を探しているのであれば、一番オススメです。

 

車業界では呼ばれていませんが、巷では「新古車」「未使用車」と呼ばれている車です。

 

この車は、新車ディーラーがメーカーとの契約を果たすために「自身の会社でナンバーを取得した車」を中古車市場に流すことで出てきます。

 

本来、新車在庫として仕入れて顧客へ販売すべき新車ですが、毎月・年間のメーカーとの契約台数を達成するためにいわゆる「自腹を切って」ナンバー取得をします。

 

その後は、一回も公道を走行することなく自社の中古車販売店で格安で販売されます。一般的に「車は一度ナンバーが付いてしまうと三割程度価値が落ちてしまう」という通例があります。実際の価格は新車の10%~20%引で購入できます。

 

一度も公道を走っていなくても一度ナンバー取得されてしまっただけで“ほぼ新車”が20%引きで買えてしまうということはメリットでしかないですよね?

 

未使用車のデメリットは、ナンバー登録されてから時間が経っているので、その分車検の期間が新車より2~3ヶ月短くなっていることです。しかし、格安で買えるという点ではおトクであると言えるでしょう。

 

また、数年経過した中古車を買うとカーナビ等がすでに付いていますが、登録済み未使用車の場合は「何もオプションが付いていない」パターンがほぼ100%ですので、自分好みの装備が付けられることも魅力です。

 

注意点は、新車との価格差。新車と未使用車の総支払額を比べて10%~20%程度安くなっていれば迷わず購入OKです。新車は値引きがありますが、未使用車は最初から安いので値引きは期待できません。このことから、未使用車を購入する際は同時に「新車の見積もり」も取っておくことをおすすめします。

 

2.点検整備の記録がしっかり記入されている車

一般的に「中古車を買う」となると、大体が新車登録から複数年使われてきた車というケースが大半だと思います。そうなると一番大事なのが「車の状態」ですよね。

 

それなりの期間を使われてきたとなると、車そのものが傷んだりするものです。

 

特に新車登録から5年が経過した車だと「メーカー保証が切れている」ので、状態が悪い車を買ってしまうと修理費がかさんでしまうことが多々あります。

 

これが中古車の宿命だと覚悟できていればある程度は我慢できるとは思いますが、そうはいっても壊れにくい車を買いたいですよね?

 

では、壊れにくい車に出会うためにはどのような点に注目したらいいのでしょうか。

 

車に詳しくない人でも目に見えてわかるポイントとしては、「点検整備記録がしっかり記入されているか」という点ではないのでしょうか。

 

「点検整備記録」とは、人間に例えるのであれば「健康診断とその治療の記録」です。病院でいうカルテですね。

 

この記録簿に記入されている箇所が多ければ多いほど、車の「定期点検(健康診断)」がしっかりとされている証拠です。

 

何かしらの不具合箇所があれば、その点は整備士の方がしっかりと記入してくれているので、どのような点を直せばいいのか(直したのか)がはっきりとわかります。

 

中古車を買う際に「点検整備記録簿あり」という車を大前提に探し、車を見に行った際には「記録簿を見せてください」と言って記録簿を閲覧するようにしましょう。何を書いてあるのかわからなくても、車屋さんに聞けばその都度教えてくれますよ。

 

買ってはいけない中古車

「買い」の中古車はどのような車か、という点はわかったかと思います。では逆に「買ってはいけない」いわば「外れ」の車はどのような車なの?と思う人もいるかと思います。

 

簡単に言うのであれば「点検整備記録がしっかりしていない車」が基本ベースです。点検や整備がしっかりされていない車は「いつ壊れるかわからないリスク」と隣り合わせです。いくら価格が安くても、このような車は買うべきではありません。

 

それ以外にも買うべきではない車があります。それはズバリ「試乗車上がりの中古車」です。

 

ディーラーで数ヶ月から1年間という比較的短い期間だけ使われてきた車なのになぜ?と思う方がいると思います。

 

確かに試乗車は、新車を検討しているお客さんの購買意欲を高めるために充実したオプションパーツを装備しています。

 

しかもディーラーで使われていたんだからしっかり整備もされているだろうし、それを中古車として買ったら非常におトクなのでは?と思われがちです。ですがそれ以上に懸念すべき事項があります。

 

それは「不特定多数の人が乗っている」ということに加えて「通常使用以上の負荷がかかっている可能性が高い」ということです。

 

試乗車ということで、車の性能を確かめたりする人が多いです。急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど車にとってあまり良くない使われ方をされている個体が多いです。

 

そういった点で車にかかる負荷が多いうえに多くの人が乗っているため車に「変なクセ」がついていることがあり乗りにくい可能性も高いです。ですので、いくら新しいとしても試乗車上がりの中古車は買わない方が無難です。

 

 

結論

最後に中古車の選び方のポイントを3つ書きます。

 

できるだけ新しい中古車がいい
→未使用車がおすすめ!

 

5年落ち前後でほどほどの中古車がいい
→走行距離5万キロ以下がおすすめ!

 

できるだけ安い中古車がいい
→10万キロ以下、10年落ち前後、修復歴なしがおすすめ!

おすすめの記事